天井と床の防音対策

2017-07-12

石膏ボードを貼り付けることによって、壁に厚みをプラスすることができましたので、かなり防音効果を高めることができました。しかし、完全防音ができているか、と言われるとまだまだ十分ではありません。やはり、音漏れはしているのです。そこで、まったく処置していない天井と床にも何らかの対策を施すことにしました。
しかし、天井や床には壁と同じように石膏ボードを貼り付けることはできません。そこでさまざまな方法を試してみました。


■床の防音はどうする?

天井は難易度が高そうでしたので、まずは床への対策から考えることにしました。今回、筆者が防音を施した部屋はフローリングの床でした。そこで、最初に考えたのが厚みのあるカーペットを敷く、というものでした。音による振動を吸収してくれる効果も期待できますし、何よりも気軽に試すことができますので、少し厚めのカーペットを購入してきて、床に敷いてみました。
結論から言ってしまうと、それほど大きな効果は発揮してくれませんでした。やや吸音してくれることによって、音の響き方は変化しましたが、外への音漏れそのものについてはほとんど変化がありません。

そこで、次に試してみたのがスポンジタイルです。ホームセンターなどで売られている30cm四方のタイルを購入し、床に敷き詰めてみました。すると、明らかに音漏れが減ったのです。カーペットほど吸音はしてくれませんが、外への音漏れは明らかに減りましたし、音の振動も外に伝わらなくなりました。

せっかくカーペットもわざわざ購入したのだから、ということでこのスポンジタイルの上にカーペットも敷いてみました。
すると、カーペットの吸音効果もプラスされてさらに防音効果が高くなりました。

もちろん、これ以上に防音効果を発揮してくれるシートなども販売されていますが、非常に高価なこともあり、これで床の防音については完了としました。


■天井の防音はどうする?

問題となるのはやはり天井の防音でした。天井には簡単に何かを貼り付けることはできません。
そこで、最初に考えたのは毛布を貼り付ける、という方法です。厚手の毛布であれば、それなりの防音・吸音効果を期待することができますし、ハンドタッカーを使用すればしっかりと固定することは可能です。何よりも、毛布であれば万が一落下してきたとしても怪我をすることはありませんし、下に置いている音楽機材などを壊してしまう心配もありません。

さっそく、数枚の厚手の毛布を用意して天井に貼り付けてみました。そして音を出してみると…かなりの防音効果がありました。もちろん、吸音もしてくれますので、変に音が反響してしまうのも防いでくれるという効果も発揮してくれました。

ここまで防音を終えて、外で音を聞いてみるとほとんど音漏れは気になりません。低音の振動がやや漏れてしまうのは防ぎようがありません。完全防音された音楽スタジオであっても少しは漏れてしまうものですので仕方ありません。これであれば、夜に音を出しても周囲に迷惑をかけることはないでしょう。

このように、床と天井を防音することにも成功しました。ここまで来ると、防音室は9割ほど完成したと言ってもいいでしょう。あとは、室内の吸音について考えるだけです。


Copyright© 住宅から考える生活設計の勧め All Rights Reserved.